鳩は日本で平和の象徴として扱われていますが、多くの国では食用として流通しています。
美味しいですし、栄養も豊富!
日本でもジビエ料理として鳩を出すレストランがあるのですが、公園にいる鳩ではありません。
どうしてあんなに沢山鳩がいるのに食用として狙われないのかな・・という疑問について解説していきます。
鳩のなかでも食べれる種類は決まっている
公園などに沢山いる鳩は食べられません。
ひとつの理由は、私達の身近にいる鳩たちは、人間の食べ残しや残飯などを狙って食べているため、ドブネズミレベルで不衛生だからです。
病原菌や寄生虫を持っている危険性もあります。
もうひとつの理由は、狩猟法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)によって、公園にいる鳩を捕まえて食べることを禁止されているからです。
野生のハトは「キジバト」と呼ばれ、狩猟の対象になっていますが、公園にいる「ドバト」は非狩猟鳥です。
遊び感覚で捕まえると法律違反になるので気をつけましょう。
キジバトとドバトの違いは3つ
- ドバトはくちばしの根本が白い
- キジバトは首の部分にくっきりと模様がある
- キジバトの羽は茶色のうろこ状の模様がある
見た目的には、ドバトはグレー、キジバトは茶色っぽい印象です。
鳩を食べる国はかなり多い
鳩を食べる国と聞いてまっさきに思い浮かべるのはフランスです。
フランスでは鳩はピジョンと呼ばれ、レストランでも提供されています。
ただ、値段が鶏肉よりもちょっとお高め。
多くは養殖の鳩が使われているのですが、鳩の飼育はかなり手がかかるため、値段も高くなってしまうのです。
フランス以外のヨーロッパの国々、中国を始めとするアジアや、エジプトやあ中近東の国々でも鳩は食べられています。
鳩はスーパーフード!美味しくて栄養豊富
鳩の味はかなり美味しいです。
血抜き具合にもよりますが、かなり濃厚な味。
栄養もかなり豊富で、鶏肉の約9羽分の栄養があると言われています。
ミネラルやビタミンが豊富なことから、「動物界の高麗人参」とも言われているんですよ。
高タンパク低カロリーなので、体を鍛えたりトレーニングをしている人たちの食事にも適しています。
ちなみに公園にいる鳩は法律により捕まえられませんが、食べてもまずいらしいです。
日本では鳩をなぜ食べないのか
日本で鳩が浸透しない理由は、平和の象徴のイメージがあることよりも、繁殖が難しいからです。
難しい繁殖に挑み、自社農園で鳩の養殖に成功したのが、東京赤坂にある鳩専門店「鳩肉屋」です。
日本初の鳩肉専門のレストランをきっかけに、日本でも栄養豊富な鳩料理が浸透するといいですね。
まとめ
鳩は食べられますが、公園にたくさんいる鳩は衛生上そして法律上食べることができません。
もし鳩を食べてみたいなら、鳩を提供してくれるレストランで食べるか、もしくは通販で鳩を購入しましょう。
通販では丸鶏状態で鳩を売っているので、鶏の丸焼きのようにオーブンで焼いて食べると美味しく食べられます。